開口フレーム
2024.12.06
先日上棟した現場ですが、1階が車庫で2階が店舗の設計プランとなっていた為、車庫の入口は大きな開口が必要だった為、今回J開口フレームを採用させて頂きました。
年始早々に石川県で地震がありましたが、木造建築物の倒壊は、耐力壁がアンバランスに配置されることにより「ねじれ破壊」をしてしまうことが主な要因とされています。
つまり、南側は大開口、北側は壁といった住宅の場合は、アンバランスであるため、地震時にねじれ破壊する可能性が高いと言えます。そこで、水平力を負担する「J−耐震開口フレーム」を窓・ドアといった開口部分に組み込むことで、開口の機能を残したまま耐力壁化することができるため、プラン変更をしなくてもバランスを確保することができるのです。
接合部が初期剛性を高めるアラミド繊維シートと靱性に富む金物を併用して施工しています