2024年スタート
2024.01.05
2024年がスタートし、1月4日仕事始めを迎えました。
今年は元旦から災害のニュースがとびこんできてお祝いムードが一転しました。
住宅建築を仕事としている身としても地震による災害・被害はとても考えることが多く、これ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。
ニュースの映像を見ていても古い瓦葺きの建物が倒壊しているのが目立ち、旧耐震基準での建築物が被害が大きかったんだろうなと推測されます。
一応旧耐震基準と新耐震基準のことについてご説明をしておきます☝️
1981年(昭和56年)5月31日までの建築確認において適用されていた基準が「旧耐震基準」と呼ばれ、翌日の1981年(昭和56年)6月1日から適用されている基準が「新耐震基準」と呼ばれています。
旧耐震基準は、震度5強レベルに耐える力。
旧耐震基準は、震度5強レベルの揺れでも建物が倒壊せず、仮に建物が破損したとしても、補修する事で生活が可能となる構造基準として設定されています。
新耐震基準では、震度6強レベル~震度7レベルでも倒壊しない設計。
新耐震基準では、震度6強レベル~震度7レベルの揺れでも、建物が倒壊しないような構造基準が設定されています。
もちろん、これは「この基準以上に、頑丈な建物をつくりなさい」という意味なので、旧耐震基準の建物でも頑丈な建物は、当然ながら存在します。とはいえ、旧耐震基準に基づく建物よりも、新耐震基準をクリアしている建物の方が、およそリスクは少ないと言えるのです。もちろん耐震改修していたりするケースもあるので、今後中古住宅購入を検討されている方は、このような知識を持ったうえで専門家へご相談されてください。