耐力壁と断熱材
2018.05.06
おはようございます、さだむです🍀
前回のつづき耐力壁と断熱材との相性について勉強していきましょう☝️
一般的に使用されている耐力壁の取り方が筋交いというお話はしたと思います。
では筋交いと相性がいい断熱材、悪い断熱材は何なのでしょうか
●筋交いと相性の悪い断熱材は、
1 :袋入りグラウスール 袋入りロックウール
2 :発泡系断熱材の充填断熱
3 :現場発泡
●筋交いと相性の良い断熱材は、
1 :吹込み系ブローイング(グラスウール・セルロースファイバーなど)
2 :施工の丁寧さということを前提条件として、裸のグラスウール(高密度)
一般的に多い組み合わせ 筋交+袋入りグラスウール を採用されているところが多いように思いますね
だけどNISSINHOMEの家では、「ダイライトパネル+現場発泡ウレタンアクアフォーム」を基本的仕様とし、そして、きちんと厚みを確保できるように・・という意図で、外周面(耐力壁)にダイライトパネルを採用しております。
木の断熱性能は、断熱材の1/3~1/5程度と弱いです。
仮に筋交いを多用すると、実はその分、断熱性能は低下していきます。
特に筋交いをダブルで入れた部分は、断熱材は僅かしか入っていない・・ということになっているのです。
しかも、ダブル筋交いの部分に断熱材を丁寧に作業できる・・のは大変難しい作業になり職人さんの技術で品質にバラツキがでてきてしまう可能性が高くなってしまいます。
また弊社がダイライト+アクアフォームという組み合わせで採用している理由はまだあります。一般的に筋交い工法で現場発泡の吹き付け断熱を行うと、吹き付けられる下地材として透湿防水シートに吹き付けられることになってしまいます。
じつは吹き付ける断熱材は透湿防水シートには吹き付けてはいけません!
なぜかと言うと、透湿防水シート協会という公の団体が望ましくない施行方法として紹介しているからです。
イメージの画像がこちらです。
このように透湿防水シートに直接、吹き付けると室外側にある通気層を塞いでしまう可能性があるため、状況によっては外壁の劣化が進みやすく、寿命が短くなることも考えられます。
長々と説明させてもらいましたが、家も身体と同じで使う商材の組み合わせ次第で性能が変わってくることもあると覚えていただければと思います^ – ^